2015年7月28日火曜日

LaLa9月号を読みました。その2

さて、昨日の続きです。
LaLa9月号に掲載されているマンガのいくつかについて個人的な感想など書かせていただきます。

16pから始まる巻頭カラーは葉鳥ビスコ先生の「ウラカタ!!」シーン11、42pです。
「ウラカタ!!」は物作りを愛する人々の話なので大好きです。こだわってこだわって何かを作る様子は格好良いですし、こだわる人の気持ちに共感できます。美しい見開きの扉絵をめくると少年の立ち姿に見とれる蘭丸のアップという印象的な1ページ目で引き込まれます。今回の物語は撮影合宿のお話です。初めての合宿中、蘭丸が先輩方に温かく見守られている様子も素敵ですが、物語のメインはこちらではなく、子役として映画に参加している出尾籐 凛(でびとう りん)のわがまま放題に郷田部長はどう出るか?です。合宿に使われた別荘と瑠佳の関係も気になります。まだまだ物語の導入部なので、これから凛が部長や蘭丸と関わることで物語がどう動いていくのか次号が楽しみになる内容でした。

67pから、あきづき空太先生の「赤髪の白雪姫」第68話、30pです。
部屋に二人きりになったゼンと白雪でしたが、すっかり酔ってしまったゼン。イザナ陛下に適当に迎えに行くよう任されたミツヒデはどうする?というのが8月号の展開でしたが、その対応をどうするかというミツヒデと木々とオビの会話が「赤髪の白雪姫」らしい会話でした。今回は、その翌日に再会を約束して別れるまでのお話でした。
TVアニメの声優である早見さんがインタビューで「ボリューミー」と表現されている通り、テンポ良くそれぞれのキャラがどんどん話すので、これまでの展開をきっちり頭に入れて読むのが会話を楽しむコツでしょうか。
TVアニメが始まったこともあり、書店ではコーナーが出来ており1巻から14巻までがずらりと並んでいました。
書店に置いてあった「赤髪の白雪姫」のフリーペーパー
それから「お試しコミック」が印刷されたフリーペーパーが置いてありました。「お試しコミック」は「赤髪の白雪姫」がLaLaDXから本誌のLaLaへ連載が引っ越した時の第27話です。こんなお話だったかなぁ〜と、年齢のせいで小さい字が読めないのですが、必死に読みました(笑)LaLaDXで普通の読み切りだった「赤髪の白雪姫」は覚えているのですが、いつの間にやら連載となり、それから本誌に移動して、絵も随分変わりました。普通、お試しコミックといえば連載第1回目を載せるものですが、これだけ絵が変わると1回目を載せるわけにはいきませんね。

99pから緑川ゆき先生の「夏目友人帳」の流れゆくはの章、45pです。
「もうしわけありません」と謝るお面がいじらしく感じました。とてもじんとくるお話でした。珍しく斑がニャンコ先生以外の姿になるのも必見です。

147pから晴海ひつじ先生の「ツインロール」41pです。
6月号に掲載された読み切り作品の連載化第1回目です。読み切りではヒロインの泉視点から途中ヒーローの馨視点に切り替わるのですが、連載第1回目は馨視点でした。LaLaDXでは、晴海ひつじ先生は「こもりとてんま」という普通の女の子とお金持ちの男の子のラブストーリーで人気がありましたが、「ツインロール」も人気が出るとよいですね。

189pから可歌まと先生の「狼陛下の花嫁」特別編16pです。
後宮入りする少し前の恋人同士の時のお話です。8月10日発売のLaLaDXに同時期の陛下視点の話が掲載されるそうです。楽しみですね。個人的には早く第ニ部の物語が本格的に動かないかなと期待しています。

213pから天乃忍先生の「ラストゲーム」GAME.46、29pです。
こういうムズムズするような恋愛系の話は別マとかにたくさんあるのかもしれないと思うのですが、スレ違い方が笑えるのか、絵が好みなのか、もともと天乃忍先生がLaLaDXで描いていた時から応援していましたし、とにかく良い!と思います。がんばれ柳!がんばれみこっちゃん!
がんばろうとするとスカッと外すので次号はきっと外すんじゃないかなと思いながら、「終わりに向けて」と天乃忍先生本人がご自身のサイトで書かれているようにここでまとまってしまうのか、次号に期待ですね。

281pから藤原ヒロ先生の「ユキは地獄に堕ちるのか」第十七道 畜生ちゃんと餓鬼くん、30pです。
真夏斗視点のお話です。ちょっと怖かったですが、これが少年マンガや青年誌だったら、もっとリアルにグロテスクに描くのかもしれないと思うと、これくらいで引いてはいけませんね。でも前号で、真夏斗は本当にダメ男なのでは?と思い始めていました。申し訳ありませんでした。

411pから筒井美雪先生の「少女漫画のはじめかた」2冊目、32pです。
短期集中連載で次号最終回です。今回は、鶴子と水嶋がマンガを描くお手伝いをする話です。30年前、マン研だった私は、マンガの中の設定とはいえ初めてなのに絵が上手い水嶋が正直とっても羨ましく思いました。

477pから久賀流先生の「黄昏ギモーヴ」46pです。
花とゆめコミックスで8月5日発売の「初恋ドルチェ」と魔女ドンマルマとドルチェで繋がるオムニバスの物語です。LaLaDX5月号でも「最愛クリスタリゼ」というお話を描いています。「最愛クリスタリゼ」にも「黄昏ギモーブ」のヒロイン、ラハナがチラリと出て来ます。個人的には「最愛クリスタリゼ」の方が動きもあって展開も好きです。リュカが正装するシーンなどはもっと華やかでもよいのになと、LaLaDXよりサイズが大きいせいか、見せ場は凝りに凝って欲しいなと、せっかく本誌に載るのだからここは頑張ってもらって本誌連載狙って下さい、と生意気にも勝手に色々考えてしまいました。私は魔女が出てくるお話が好きなのです。久賀流先生、応援しています。

と、こんな感じでLaLa9月号について色々感想を書かせて頂きました。
買っては一気に読む、買っては一気に読むの繰り返し、たまには少しづつ読んでもいいのかもしれませんが、読み出したら止められません。性分ですね。
次は8月10日発売のLaLaDX9月号、楽しみです。