2015年10月29日木曜日

LaLa12月号 その2は読んだ感想。

LaLa12月号の感想です。
全体的にはラブラブ、いちゃいちゃの多い号だったような気がします。個人的にはいちゃいちゃは控えめにしてもらって内容で読ませて欲しいなぁと思います。

田中メカ先生「キスよりも早く」love.特別編は文庫化毎月2冊全6巻刊行に連動した特別読切です。この作品が一番いちゃいちゃ度が高いですが、このマンガはこれでいいと思ってしまうのはなぜでしょう…。基本コメディだから?とにかく、これできちんとまとまったという感じです。

 あきづき空太先生「赤髪の白雪姫」オリンマリスの研究に没頭の第71話です。リュウもおっきくなるようだし、相変わらず台詞がいっぱい飛び交っています。1月号はおやすみで次回は12月24日発売の2月号です。リリアスには関係ないと思いますがクリスマスイヴですね。

池ジュン子先生「水玉ハニーボーイ」いつも思うのですが、特に派手な事件がなくても、とても面白く読める作品だと思います。今回は特に、演劇部の手伝いをしながら仙石さんが藤くんを気遣うだけなのにちゃんと面白いです。しかも仙石さんが格好良いです。女の子なのに…。

林みかせ先生「うそカノ」時田くんが頑張ってます。でも、個人的にはトモちゃんの時田に対するアタリがどうにもキツ過ぎて、トモちゃんが自分で言うように「女のシュミが悪すぎる」と思ってしまうのでした。

弓きいろ先生「図書館戦争 別冊編」強烈にいちゃいちゃしながら、何だかこじれています。

葉山ビスコ先生「ウラカタ‼︎」今回は瑠佳先輩のお話。別荘での撮影合宿の伏線はここにきました。蘭丸くんはネガティブ思考な分、周りをよく見ていますね。偉いなぁと思います。

時計野はり先生「学園ベビーシッターズ」犬井先輩の妹実香ちゃんが竜一を「お兄ちゃん」と呼んで自分の妄想のために暴走する回です。犬井先輩頑張れ!

可歌まと先生「狼陛下の花嫁」拾いました!夕鈴が雨の中倒れていた刺客を。看病なのに"ぴょんぴょん"とか、"しゃしゅしゅ"とか擬音が飛び交っていて笑えました。炎波国との『親善交流』がこれで上手くいくと良いですね。

藤原ヒロ先生「ユキは地獄に堕ちるのか」秋羅は虚宿に乗っ取られてしまうのか?虚宿と雪の関係は?春花は様子が変わったし、天哉は張り合ってるし、まともなのは呉葉だけ?という回でした(笑)

暁先生「シスターとヴァンパイア」花LaLa Onlineで人気の作品が本誌初登場です。とにかく血を吸われているだけなのですが、淫らな感じが人気の理由なのか、リヒターの優しいのか優しくないのか分からないその言動が人気なのか…それともシスターの天然が人気なのか分かりません。

天乃忍先生「ラストゲーム」柳にアメリカ留学の話が!と、話はそれて先輩の引っ越しの手伝いです。意外にも院に進んでロボットを作るという夢を持つ先輩カッコイイ!という話ではないのですが、柳も考えようとしているようです。相変わらずじわじわと話が進んでいるようないないような…でも面白いです。みこっちゃんも頑張りました。花丸。

石原ケイコ先生「花嫁と祓魔の騎士(エクソシスト)」ヴェールマン家当主ドロテアが登場です。ドロテアは、その姿もアンネへの対応も私の予想と違いました。ハルにもまだアンネに語られていない過去があるようです。ラストにはやっとメフィストも登場しました。次回に期待です。

縞あさと先生「恋とテラリウム」 LaLaDXで活躍中の縞あさと先生の読切作品です。本誌初登場でしょうか?LaLaDX5月号掲載の縞あさと先生の作品「藍くんと忘れな草」が好きなので、本誌登場は嬉しい限りです。タイトルに「恋」とあるけどそんなに恋愛っぽくないよなぁと思って読み返したのですが、ヒロインの天崎が「恋」より「パパ」に気持ちが向いているからそういう気がするのかもしれません。対する長谷は攻めています。でも天崎はパパに一生懸命なので話があまり「恋」っぽく展開しないのですね。「テラリウム」もわからなかったので検索すると「生き物や植物など小さなガラスの箱に入れて飼育・栽培する技術」とありました。これは、物語とぴったり合った感じです。後半は天崎が素直になってちょっとは恋愛っぽくなります。よかった、よかった。

平日は毎日書こうと思っていましたが、今月は勉強を中心にしてブログの更新はままなりませんでした。11月1日にテストがあるので、今月はこれでラスト。来月はもっと色々書く時間が取れたら嬉しいと思います。ブログを書く時間はなくても、マンガを読む時間は削れない…マンガ馬鹿です。
2015年10月29日(木) 

LaLa12月号 その1は目次。

LaLa12月号を読みました。

10月25日(日)、家族で出掛けたついでにLaLa12月号を購入しました。帰宅後、家事をやる予定がズルズルとLaLa12月号を全部読んでしまいました。

庭の金木犀に知らぬ間にスズメバチが居を構え、剪定は彼らが去る11月以降に延ばしました。マーブル模様の美しい巣はハンドボールほどの大きさです。寒さに弱ったスズメバチは金木犀の葉上で日光浴し、暖かくなると飛び立ちます。洗濯物についてきたのか月曜日の朝には弱ったスズメバチが洗濯物を掛けた部屋にいました。チリトリですくってベランダに出すといつの間にか飛んで行ったようでした。
スズメバチの話はLaLaとは何の関係もないのですが、今月、個人的に一番印象的な出来事だったので書かせて頂きました。

表紙:池ジュン子先生の「図書館戦争」堂上と堂上演じる岡田准一さん マンガと実写のコラボ
表2(表紙の裏)から「赤髪の白雪姫」のDVD付限定版15巻のお知らせとゼン役の逢坂良太さんのスペシャルインタビュー記事です。

総ページ数:504p
タイトル/作者/ページ数/掲載ページ/作品形態

「キスよりも早く」love.特別編 田中メカ先生 巻頭カラー50p 12p〜[読切]
「赤髪の白雪姫」第71話 あきづき空太先生 30p 63p〜 [連載]
「水玉ハニーボーイ」#16 池ジュン子先生 29p 95p〜 [連載]
「うそカノ」Lie.33 林みかせ先生 カラー扉30p 127p〜 [連載]
「図書館戦争 別冊編」INDEX.8 弓きいろ先生/原作:有川浩先生 29p 161p〜 [連載]
「ウラカタ‼︎」シーン14 葉山ビスコ先生 32p 193p〜 [連載]
「学園ベビーシッターズ」第70回 時計野はり先生 カラー扉29p 225p〜 [連載]
「狼陛下の花嫁」第75話 可歌まと先生 30p 261p〜 [連載]
「ユキは地獄に堕ちるのか」第二十道・雪と虚宿 藤原ヒロ先生 30p 291p〜 [連載]
「シスターとヴァンパイア」特別編 暁先生 25p 323p〜 [読切]
「4ジゲン」にざかな先生 8p 349p〜 [連載]
「ラストゲーム」GAME.49 天乃忍先生 30p 357p〜 [連載]
「花嫁と祓魔の騎士(エクソシスト)」episode.04 石原ケイコ先生 40p 389p〜 [連載]
「嫁姑教室」柏屋キクゾー先生 3p 432p〜 [連載]
「恋とテラリウム」縞あさと先生 40p 439p〜 [読切]
読者ページ「しーたけの進め乙女道」5p 492p〜

次に上記ラインナップの中から、個人的に気になったものについて書かせていただきます。
2015年10月29日(木)

2015年10月28日水曜日

LaLaDX11月号 その2は読んだ感想。

夢木みつる先生の「砂漠のハレム」、巻頭カラーでLaLa11月号では読切で特別編も描いて、人気沸騰中!のあおり文句の通り人気があるようですね。カルムの甘くて格好良い台詞もバシッと決まっています。「海賊ゲーム」とはどんなゲームなのでしょうか?次回のミーシェの活躍が楽しみです。

弓きいろ先生の「図書館戦争」 、本誌LaLaでの連載がラブラブモード全開なので、個人的には事件中心の今回の番外編の方が楽しく気楽に読めます。事件も深刻ではないのでそれも良いですね。陸上用のウェアに身を包んだ郁が格好良いです。

田中メカ先生の「キスよりも早く」が毎月2冊全6巻連続文庫発売に連動して特別編の登場です。でも、16pの短編で、内容的にもちょっとおあずけ感のある展開なので、満足したい方は本誌LaLa12月号巻頭カラー50pを読みましょう(笑)

仲野えみこ先生の「けだものにロリポップ」、今回は紫園寺くん、怪我をしてひまりに世話になります。ひまりちゃんのおじいちゃんがカワイイです。急展開というのでしょうか?次回が楽しみです。

斎藤けん先生の「天堂家物語」は、ずっと屋敷の中で展開していくのかと思いきや、今回は町にお出掛けです。鴉がどんな人かまだわかりませんが、とにかく蘭は強いので心配なく読めますね。

江咲桃恵先生の「とうがらし一味」 、曽根くん頑張れ!

小椋アカネ先生の「彼女になる日 another」、黒川の回想で相楽との出会いと黒川の過去が語られる回です。志摩くん、良い役所です。

辻田りり子先生の「恋だの愛だの」、椿くんが姑息な手を使ってますが、相手がかのこだから仕方ないですね。会長も良い感じで登場しています。今回は桃ちゃんとの会話がメインです。果たしてかのこが出した結論は?正直言ってまさかかのこが自分から返事をしに行くとは思っていませんでした。何か事件とか出来事があって、関係性が変わると予想していた私は少女マンガの読み過ぎ&王道パターンに慣れすぎていました。反省…。

草川為先生の「世界で一番悪い魔女」は、何と300歳だと思っていたクインタは16歳!しかも、その秘密を誰かが聞いていたという展開でモヤモヤしているクインタをよそにアンブローズの家の紋章印を探しに洞窟へ行くことになりました。洞窟の謎と秘密を聞いたのは誰か?次回は種明かしがあるでしょうか?楽しみです。

河口けい先生 の「ウチの鬼先生」、マッチョなクマかと思ったら…うっかりネタばれしてしまいそうになりましたが、百目鬼先生は今日も素敵です。

ナッツ先生の「ビリギャル」最終回、お話は原作もあり話題になった実話なので面白かったのですが、でも、学部はどこでもいいから慶應に受かればいいというのはどうなのでしょうか。などと考える時点で私は結構はまってに読んだということです。良い作品でした。私も勉強頑張ります。

塩島れい先生の「ぶっこん」読切ですがシリーズです。雨柳堂夢噺とか夏目友人帳とかこの類の話はきちんと描けばファンがつくのではないでしょうか?優しい雰囲気の作品なので、物語も絵もレベルアップしながらこれからも続くと良いですね。

佐古田ひらり先生はこれまでLaLaで描かれていた方なのかな?と思い検索すると2011年、2012年にLaLaDXなどで描かれていました。記憶になくすみません。「花のいろ」 は学校が舞台で進路に悩む少年が主人公です。やや地味な印象の物語でしたが安定した画力が心に残りました。これだけ描ければもっとファンタジー色の濃いものや異国物を描けば読者の目を引くのでは?と思いました。

咲宮涼先生「沈黙リアライズ」は学園ラブストーリーです。絵もお話も個人的にこういう感じが好きです。まとまっています。会話をしたら負けという勝負が良かったなと思います。

櫻井緋子先生「半狐の檻」 は絵が綺麗です。

北福佳猫先生「明日へのla」は第69回LMGフレッシュデビュー賞受賞作品です。お話というか、言葉の使い方が良くて、絵もこれからどんどん伸びていきそうで将来が楽しみです。

沢村ちどり先生「ジェンダーXの悲劇」 は第69回LMGフレッシュデビュー賞受賞作品です。西村くんとその弟分が良いですね。絵がしっかりしていて、テンポの良いコメディで読みやすい作品でした。インパクトのある物語とキャラができれば即レギュラーという感じがします。

喜多高子先生「提出期限はスキを問う」 は第283回LMSベストルーキー賞受賞作品です。この作品が今回のLaLaDXの中で私は一番好きです!昔、マンガを描いていた友人の絵に似ています。絵柄にクセがあり古い印象と評にありましたが、これからどんどん洗練されていくと思うし、お話がしっかりしていてヒロインの描き方が好きです。ひかわきょうこ先生のような感じになるのでは。千津美と藤臣くんシリーズみたいな丁寧なマンガを描いてくれるのではと期待します。

山田衣真先生「窓ぎわのきみのこと」 は、第284回LMSベストルーキー賞受賞作品です。良い作品でした。窓越しに好きな人を見ているというのは何だか(私が歳を取ってるだけですが)昔を思い出してキュンとしますね。

桜月リナ先生「約束リバース」は第285回LMSベストルーキー賞受賞作品です。恋のドキドキはないですがテンポ良く楽しくて可愛い作品でした。

マンガ賞の受賞作品がみんな何だかとても良くて、ちょとウキウキしました。次回作LMS受賞の先生はこれからLMGや白泉社新人大賞を狙うのかもしれませんが、早くデビューして欲しいと思います。
2015年10月28日(水)

LaLaDX11月号 その1は目次。

LaLaDX11月号を読みました。

LaLaDX11月号を読んだのは大分前のことで、今更ですが感想です。
今回は特に605p以降の読み切り作品とデビュー賞などの受賞作品が私の個人的な好みに合ったので楽しく読めました。

表紙:弓きいろ先生
表2(表紙の裏)映画「図書館戦争」のお知らせ記事です。

総ページ数:848p
タイトル/作者/ページ数/掲載ページ/作品形態

「砂漠のハレム」第10話 夢木みつる先生 巻頭カラー45p 6p〜 [連載]
「図書館戦争」 弓きいろ先生/原作:有川浩先生 30p 53p〜 [番外編]
「キスよりも早く」田中メカ先生 16p 89p〜 [特別編]
「けだものにロリポップ」7UP 仲野えみこ先生 カラー扉 40p 105p〜 [連載]
「天堂家物語」第7回 斎藤けん先生 42p 145p〜 [連載]
「とうがらし一味」江咲桃恵先生 3p 187p〜 [連載]
「彼女になる日 another」第12話 小椋アカネ先生 16p 193p〜[連載]
「恋だの愛だの」第36話 辻田りり子先生 40p 225p〜 [連載]
「勇者と我輩の無人島漂流記」 野崎アユ先生 カラー扉45p 267p〜 [新連載]
「相方不在」かな先生 3p 314p〜 [連載]
「世界で一番悪い魔女」episode.7 草川為先生 45p 317p〜 [連載]
「ウチの鬼先生」河口けい先生 16p 363p〜 [連載]
「ドラゴンの王冠」最終話 八島時先生 46p 379p〜 [連載]
「ビリギャル」最終回 ナッツ先生/原作:坪田信貴 カラー45p 429p〜 [連載]
「極彩ラビリンス」羽山エム先生 4p 475p〜 [連載]
「くもりのち太陽!」かめ乃先生 40p 479p〜 [読切]
「上手な魔法の解き方」羽野ちせ先生 40p 519p〜 [読切]
「ぶっこん」塩島れい先生45p 559p〜 [読切]
「花のいろ」佐古田ひらり先生 40p 605p [読切]
「沈黙リアライズ」咲宮涼先生 32p 645p [読切]
「半狐の檻」櫻井緋子先生 40p 677p [読切]
「明日へのla」北福佳猫先生 32p 719p [第69回LMGフレッシュデビュー賞受賞作品]
「ジェンダーXの悲劇」沢村ちどり先生 32p 751p[第69回LMGフレッシュデビュー賞受賞作品]「提出期限はスキを問う」喜多高子先生 16p 783p [第283回LMSベストルーキー賞受賞作品]
「窓ぎわのきみのこと」山田衣真先生 16p 799p [第284回LMSベストルーキー賞受賞作品]
「約束リバース」桜月リナ先生 16p 815p[第285回LMSベストルーキー賞受賞作品]

次に上記ラインナップの中から、個人的に気になったものについて書かせていただきます。
2015年10月28日(水)

2015年10月21日水曜日

17歳差カップル『私を月まで連れてって』

福山雅治さんと吹石一恵さんは13歳差、10月から始まったNHKの朝の連続ドラマ「あさが来た」は11歳差の年の差婚でそれについて考えていると、そういえば少女マンガの世界にも年の差カップルがいたなぁと思い当たりました。竹宮恵子先生の『私を月まで連れてって!』です。とは言っても、こちらは物語の中で結婚はしていないのですが。

竹宮恵子先生のSFマンガの代表的な作品といえば『地球へ…』『アンドロメダ・ストーリーズ』『私を月まで連れてって!』の3作品です。『地球へ…』はアニメ映画化、その後TVアニメ化もされた人気作で、超能力を持つ異分子として排除される人間「ミュウ」がソルジャー・ブルーのもとに集まり、やがて少年ジミーがブルーの遺志を継ぎ、仲間と共に宇宙船で地球を目指す物語です。『アンドロメダ・ストーリーズ』は光瀬龍先生原作の物語を竹宮恵子先生が美しい絵で表現した名作です。アンドロメダ星雲の小さな惑星に生まれた双子の男女が別々に育てられ、やがて機械に支配された国から逃げる中で出会い、惹かれ合って結ばれ、最後にはまだ生命の生まれていない惑星地球の海に落ちて生命の源になるという物語です。24時間テレビの中でアニメ化され放送されました。『地球へ…』『アンドロメダ・ストーリーズ』のどちらも、シリアスな物語で広大な宇宙を舞台にしています。

一方、『私を月まで連れてって』は、SFラブコメディで、その第1作目は読み切りとして発表された『夢見るマーズポート』です。「私、まだ本当の恋をしたことがないの」という美しい女性ニナ・フレキシブルは、17歳年上のA 級宇宙飛行士、ダン・マイルドが婚約者です。物心ついた時から何故かダンと結婚すると自分で決めていました。ひょんなことから過去に飛ばされたニナはマーズポート(火星の宇宙ステーション)でほんの短い時間出会った若者に恋をしますが、その相手は若き日のダンでした。元の時間に戻る前に生まれたばかりの自分に「あなたの恋人はダン・マイルド」と囁きます。ロバート・ヤングのSF短編小説『たんぽぽ娘』を下敷きにしたロマンティックSFで、古典SF好きにはたまりません。また、ジャズの名曲「Fly Me to the Moon」が流れるところも素敵です。
本格的な連載に入ると、ニナは10歳の可愛い超能力少女、ダンは27歳の宇宙飛行士という設定で話が展開していきます。二人は恋人同士で同じメゾンの住人として家族ぐるみの付き合いをしています。ダンは独り身の一人住まいですが、有能なハウスキーパーお八重さんがいます。
ニナの兄アーチーが作ったロボット”サブリナ”は、抽象的な指示を理解できず無能なロボットの烙印を押されますが、お八重さんの的確な指示で有能なロボットとしてお八重さんの手伝いをします。「私は、コンプレックスのある人間が好きなんです」とロボットのサブリナにコンプレックスをインプットするお八重さんは、美人ではありませんが何でもできるスーパーレディです。『私を月まで連れてって』は個性的で魅力的なキャラクターが次から次へと出てきますが、中でもお八重さんは竹宮恵子先生のお気に入りのキャラなのではないでしょうか。
最終回はお八重さんが財閥の総帥ハリアンのプロポーズを受け結婚するお話でした。お八重さんとハリアンの息子ブライトが主人公の「ブライトの憂鬱」という続編マンガも白泉社から出ています。
最近は少女マンガでSFはあまり見かけなくなりました。『私を月まで連れてって』は、次から次へとSFならではの事件が起こるSFコメディの決定版!17歳差カップルの素敵なマンガです。
2015年10月21日(水)

2015年10月19日月曜日

TONO先生の『カルバニア物語』

久しぶりの書き込みです。締め切り直前、「もう間に合わない」と感じながら書いていたレポートが奇跡のように書き上がり、色々な方にお礼を言いたい気分です。
とりあえず、レポート中に購入したLaLaDX11月号の感想は後回しにして、『カルバニア物語』について書かせて頂きます。

昨日、TONO先生の『カルバニア物語』16巻を書店で見つけて購入し、夜中に布団に入り、すやすや眠る息子の横で小さなライトでページを照らしながら読みました。
なぜ「見つけて」なのかというと、15巻の発行から1年半ぶりだったので、新刊チェックすっかり忘れていたからです。『カルバニア物語』の 第1巻は1995年の6月発行ですから、実に20年も連載をしています。私は第1巻の発行以来、コツコツと読んでいる地味な『カルバニア物語』ファンです。

TONO先生のマンガを初めて読んだのは学生時代。TONO先生が「うぐいす姉妹」として同人誌で『キャプテン翼』を描いていた頃です。絵の上手な友人はみんな『キャプテン翼』の同人誌を作っていました。同人誌のことはよくわからなかった私も、友人に誘われてコミケに買い物に出かけました。今ほどコスプレは盛んではありませんでしたが、同人誌界では高河ゆん先生が執筆する同人誌『夜嬢帝国』と分業同人漫画グループCLAMPが圧倒的人気を誇り、コミケで長蛇の列を作っていた活気ある時代でした。日本国中が景気良く賑わっていたバブル期でした。TONO先生は『キャプテン翼』のパロディマンガも面白かったのですが、私が同人誌で読んだオリジナルマンガは、恋愛モノでもなくコメデイでもなく、老人の姿を子どもの姿に代えて死や老いや痴呆を描いた作品でした。静かで坦々とした作品でしたが記憶に残る作品でした。

『カルバニア物語』は公爵の一人娘エキュー・タンタロットと女王タニアの王宮コメディです。連載当初は公爵の娘だったエキューは、やがて女だてらに公爵の爵位を継ぎます。エキューは国一番の美女でありながら、男装し、言葉も荒く男勝りです。まるでベルサイユのばら!?と思うところですが、エキューはオスカル様に比べるとかなりガサツです(笑)国は平和ですが、国内外の色々な思惑もあり、その出来事を、明るく、あっけらかんと潔く解決していきます。時には敵対する相手も助け、時々じんときて泣かされる物語、それが『カルバニア物語』です。
2015年10月19日(月)

2015年10月8日木曜日

今日はノーベル文学賞

今日、10月8日(木)はノーベル文学賞受賞者発表の日です。…多分。先日、TVのニュース番組で「ノーベル文学賞は例年木曜日なのでおそらく10月8日(木)に発表になるでしょう」と伝えていました。他の賞は発表日程がはっきりしていたのに、面白いですね。

もちろん、私が期待しているのは村上春樹先生の受賞ですが、毎年の騒ぎに村上春樹先生ご自身は辟易しているようなので、ファンとしてはあまり騒ぐのもためらわれます。でも、一度受賞してしまえば、来年から気が楽になると思うのですが…。

とにかく、発表を待って、場合によってはこの下に↓書き加えるかもしれません。
2015年10月8日(木)