2017年8月27日日曜日

おすすめSF「蒼天をみる想い」

Twitterのハッシュタグに「#皆様のオススメSF少女漫画ベスト3を教えてください」と。
面白くて見るのをやめられませんでした。

竹宮恵子先生の「私を月まで連れてって」
萩尾望都先生の「スターレッド」
夢路行先生の「蒼天をみる想い」
と書いてみましたが、
竹宮恵子先生の「地球へ…」「アンドロメダストーリーズ」
萩尾望都先生の「11人いる!」「A-A'」
日渡早紀先生の「ぼくの地球を守って」「記憶鮮明」
清水玲子先生の「月の子」「ノアの宇宙船」「メタルと花嫁」 
清原なつの先生の「真珠とり」「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか」
川原泉先生の「メロウイエローバナナムーン」「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか」
わかつきめぐみ先生の「トライアングルプレイス」
あら、白泉社が多いかな。


SF少女マンガ世代なので、色々思い出します。
でも、それと並行して私が少女時代に読んだ数少ないSF小説を思い出しました。
「私を月まで連れてって」に触発され「たんぽぽ娘」
映画「ブレードランナー」から原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」
それから新井素子先生の「星へ行く船」シリーズは全部読みました。カバーイラストが竹宮恵子先生だったこともあり太一郎さんがとても好きでした。
高千穂遙先生の「クラッシャージョー」「ダーティーペア」、安彦良和さんのカバーと挿絵につられて読みました。
「たったひとつの冴えたやりかた」は川原由美子先生のカバーイラストでした。今は違いますが。
SF小説は、翻訳ものを読むのにてこずりました。
日本の純文学を日本語を堪能しつつ読むというのが好きです。

マンガは、ロマンス、冒険、SF、ミステリー、歴史、なにをとっても楽しいものが一杯あって良いですね。

2017年8月26日土曜日

「とんがり帽子のアトリエ」は魔法使いの弟子



「とんがり帽子の」といえば、「メモル」と思う…そういう世代です(笑)
「メモル」は小人の名前ですが、「アトリエ」は人名ではなく絵のアトリエなど画室・工房・仕事場の「アトリエ」のことです。
書店で昨日、偶然目に留めて1巻を購入した白浜鴎先生の「とんがり帽子のアトリエ」は、大好きな内田善美先生の絵を思い出す画風、ストーリーは本の帯に「王道魔法ファンタジー」と書いてある通り魔法使いの話です。
魔法が大好きな主人公ココが、お母さんを救うため、魔法使いの弟子になります。
同じ年頃の女の子4人と魔法使いの先生キーフリーが「アトリエ」で一緒に暮らします。
お話もしっかりしていて引き込まれますが、描かれる魔法の美しさにうっとりします。
とにかく面白くて、今日は2巻を買いに書店へ行きました。
「とんがり帽子のアトリエ」2巻は8月23日発売。出たばかりです。
3巻は2018年2月頃発売予定だそうです。待ち遠しく感じます。

よく考えると、私は魔法使い物が好きなのです。
縞あさと先生の「魔女くんと私」、ヤマザキコレ先生の「魔法使いの嫁」、萩尾望都先生の「精霊狩り」、映画では「魔女の宅急便」「ハウルの動く城」、テレビは「魔法使いサリー」「魔女っ子メグ」「魔法使いプリキュア」「仮面ライダー ウィザード」、色々な魔法使い物を熱心に読んだり観たりしてきました。※「ハリーポッター」は読んでいませんが。

でも、私の世代はSF世代で、魔法使いより超能力者(エスパー)が多い気がします。
魔法も超能力も自分にはない夢の力。マンガならではのわくわくする世界です。
2017年8月26日(土)

2017年8月25日金曜日

「カルバニア物語17」女王の恋



発売したばかりの「カルバニア物語」17巻を書店で見つけました。
何だか久しぶりです。

1巻が発売されたのは20年以上前です。
ずっとずっと続いていて、本が発売されると買っています。
17巻ということは年に1回出るか出ないか。出なかった年もあります。
去年がそうだったようです。

やっぱりヒロインのエキューが好きですが、17巻は女王タニアの恋のお話です。
エキューの恋は何だかダイレクトというか、動物的というか、ストレートでしたが、タニアは女王様で立場もあるし、もともと「カルバニア物語」は乙女の恋愛とは違う世界なので話はややこしくなっています。
普通、恋愛といえば、ライバルのかわいい女の子がいたり、親友と同じ男の子を好きになったり、あるいはかっこいい二人の男の子といい雰囲気になったり、同世代の中で繰り広げられますが、「カルバニア物語」では女王の恋は恋ではなく、国を左右する一大事で、大臣が女王の婿候補を揃えてみたり、他国の陰謀・策略があったりして、ロマンティックな要素はほとんどありません。
でも、「カルバニア物語」では、それぞれのキャラクターが見せてくれる、それぞれの気持ちや行動、TONOさん独特の台詞にハッとさせられて、それが心に残ります。

「なんだか結局 今やエキューもタニアも 『きれい』だの 『恋』だの 追いかけて まるで普通の女じゃん」 アナベルの言葉 189p

いつも少女マンガでヒロインの恋愛のドキドキをお裾分けしてもらうのとは違う楽しみをくれるマンガだと思います。18巻も楽しみです。
2017年8月25日(金)

2017年8月24日木曜日

過去に戻る「コーヒーが冷めないうちに」

今日、映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を観ました。
「もしも」の物語でした。
オリジナルは異なる二つの結果が生み出すパラレルストーリーなのかな?
今回のアニメ映画は主人公が戻りたいポイント「分岐点」に戻ってやり直す物語でした。

タイムリープで過去に戻って未来を変えようとしながら、望む未来にならない物語が細田守監督のアニメーション映画「時をかける少女」でした。

過去を変えることはできないとわかっていながら、過去に戻る物語が「コーヒーが冷めないうちに」でした。
でも、過去は変えられないけれど、未来を変えることはできる。それが「コーヒーが冷めないうちに」という物語だったので、多分、「打ち上げ花火、…」より「時をかける少女」より、救われることができるのではないでしょうか。
きれいごとかもしれないけれど、失敗したと思う地点に戻るより、今より先を見て今できることをするほうが、全てを変えることができるのですね。
2017年8月24日(木)

2017年8月23日水曜日

キリストとブッダ

宗教の話はデリケートなので、書かない方が良いと思っていましたが、今日はキリスト教の布教活動をされている方がきて、聖書のお話を聞かせてくれました。
「愛がなければ」と聖書の中に言葉が繰り返し出てきて、「愛って難しいですね」とつい言ってしまいました。
いつか、きちんと聖書を読んでみようと思います。

私が最近、購入した本は「悟らなくたって、いいじゃないか」。
聖書の話を聞いたので、では仏教の方もということで、これはサブタイトルが「普通の人のための仏教・瞑想入門」です。
日本人でありながらタイの住職となったプラユキ・ナラテボーさんと仏教を研究する魚川祐司さんの対談形式の幻冬社の新書です。




2017年8月22日火曜日

片付け大好き「アリクイにおまかせ」

子どもが「アリクイにおまかせ」のような話を読みたいと言ったので、どんなお話なのかと思って読んでみました。



「アリクイにおまかせ」竹下文子:作 堀川 波:絵
小峰書店 1100円
第57回 青少年読書感想文全国コンクール課題図書

今年の課題図書が63年なので、6年前かな?
低学年向きであっという間に読み終えました。
娘も、ものすごい速さで音読しました。横で聞いていた弟が文句を言っていました(笑)

片付けが苦手なココちゃん。アリクイにお部屋を片付けてもらいます。可愛らしいお話。
3匹のアリクイに私も片付けに来てほしくなりました。
娘は、ほうきやはたきの代わりに使う尻尾を「洗うのが大変そう」だそうです。
2017年8月22日(火)


2017年8月21日月曜日

「マロニエ王国」の美女

「金の国 水の国」に続いて、「マロニエ王国の七人の騎士」1巻を購入しました。
読みました。やはり、とても良いと思いました。続きが楽しみです。
「金の国 水の国」でも思いましたが、岩本ナオ先生の描くマンガは、女性が素敵だなと。
サーラも大好きですが、「マロニエ王国の七人の騎士」のエレオノーラも姫さまも好きになりました。


2017年8月21日(月)

2017年8月20日日曜日

瀬尾まいこ先生の「図書館の神様」



瀬尾まいこ先生の「図書館の神様」、図書館で他の本を借りる時になんとなく「図書館」という言葉に引っかかりメインの借りたい本のついでに借りてきたもの。
実はまだ読み始めたばかりで、読了は明日になりそうです。

図書館が舞台というのが一番心惹かれたのですが、最初は図書館に全然興味がない主人公の、図書館にも本にも全く関係ない人生が語られていて、「おや?」と思っていました。そこに図書館がふいにあらわれて、垣内くんが登場して「おおっ」と気持ちが引っ張られ、続きがとても気になるところです。先の展開は予測がつきますが、とにかく垣内くんと主人公の会話がいいなと思います。展開が予測できても、そこに至るまでのエピソードや主人公の変化、登場人物の言葉に、心ひかれるのだと思います。

「図書館の神様」を検索してみたら、作者の瀬尾まいこ先生は、以前読んだ「僕らのごはんは明日で待ってる」を書いた方。こちらは、思ったより長い(文章量の長さでなく、主人公がヒロインと出会ってからハッピーエンドを迎えるまでの年数が長い)物語でした。


「僕らのごはんは明日で待ってる」はテレビで実写映画の宣伝をしていたので、とりあえず原作本を読もうと思って読んだもの。読みやすくて一気に読んでしまいました。
こういう、読むときの文章の軽さ(悪い意味ではなく)や会話の軽妙さが、映像化しやすく若者から注目されやすい要因なのかなと思いました。
「図書館の神様」は2003年出版なので、2012年出版の「僕らの…」より先に読む方がよかったかもしれませんが、それはそれで。
「図書館の神様」は昔、石原さとみさんで映画化する予定だったそうです。「校閲ガール」の石原さとみさんを見ましたが、「図書館の神様」のヒロイン清(きよ)も似合っていたのではないかと思います。スクリーンで観られず惜しかったですね。
2017年8月20日(日)

2017年8月19日土曜日

課題図書3冊「アラン」「すばこ」「干したから…」

昨日読んだ本の感想です。
 「アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ」 「すばこ」 「干したから…」 青少年読書感想文全国コンクールの小学生低学年・中学年課題図書です。
夏休みももう終わりなので、今更…という感じもしますが。
3冊とも絵本です。




「アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ」は、1年生に楽しく読んでほしいですね。 絵も素敵ですし、物語もシンプルでかわいらしいと思います。 アランが歯をガチガチ鳴らしたり吠えたり、擬音があって読み聞かせしても楽しそうです。




「すばこ」は2年生向きでしょうか。 横浜市は3年生で「アリの行列」という科学読み物に触れるので3年生でもいいかな。 鳥の巣箱について、どのように使われているのか、その種類や歴史など絵本で丁寧に書かれています。 私は鳥好きなので、これが一番好きです。




「干したから…」は中学年用の絵本です。 「すがたをかえる大豆」を3年生で学ぶので、丁度良いですね。 内容も良いですが、写真を撮っている作者の森枝卓士さんがジャーナリストになったきっかけが、日本に水俣病の取材に来ていたユージン・スミス氏の影響だということが一番印象に残りました。
人は出会うべき人に出会うのでしょうか。それとも、誰に、何に、心を揺さぶられるかは、その人次第といえるのでしょうか。
2017年8月19日(土)

2017年8月18日金曜日

「捨て犬・未来と捨て猫・未来」に泣く

日付けを8月18日にしたくて、時間ギリギリにNHK Eテレの「2355」を見ながら文章を考えました。 なんだか無理矢理ですが、日記なので、その日に感じたことはできればその日のうちに書こうと思います。

「捨て犬・未来と捨て猫・未来」を書店で読みました。 借りるとか、購入するとかでなく、申し訳ありません。



店頭で読みながら泣くという恥ずかしい状態でした。
殺処分される犬猫の実態や、二匹の「未来」がご主人様に出会うまでの物語、出会ってからの物語は、涙腺が弱くなった私にはてきめんでした。
著者の今西乃子さんは、殺処分される犬猫の現状を訴え命の大切さを知ってもらうために、犬の未来と一緒に全国各地を回って講演しています。 この本は犬の未来の言葉、ネコの未来の言葉で書かれていて、その点でもユニークでわかりやすいと思います。

他に、絵本3冊読みました。 「アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ」 「すばこ」 「干したから…」 青少年読書感想文全国コンクールの小学生低学年・中学年課題図書です。
課題図書の話はまた明日。
2017年8月18日(金)

2017年8月17日木曜日

あきらめないでいいと「そうじの神様」が

珍しく雨の続いたお盆が明けて、今朝は霧雨が降っていたけれど昼前には止んだので、自転車をこいで、借りていた本を返しに行きました。途中、財布をなくしたと思い、慌てました。よくあることですが。




今日、偶然手にした一冊。読みやすくて、一気に読んでしまいました。
「ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと」鎌田洋:著

「夢は、あきらめなければ叶うんだよ」と
私のそれは夢といえるかどうか…欲望とか我儘とか別の名前があるのかもしれないけれど、この一冊に詰まった優しいエピソードとは別のものかもしれないけれど。
あきらめようとすると涙が勝手に流れてくるので、今は「あきらめなくていい」とそうじの神様が教えてくれていると、思うことにしました。
2017年8月17日(木)

2017年8月16日水曜日

「人外さんの嫁」に、はめられました。

先日、書店でAyaちゃんに「買いなよ」とすすめられた「人外さんの嫁」。
今日、ついふらふらと書店で購入してしまいました。
帰宅してよく見ると3巻。
カバーに、ちゃんと3って書いてあるのに…。どうして私は気付かないのでしょうか。
でも、4コママンガだから3巻だけ読んでも楽しめるかと思ったのですが、読んでみるとどうしても、次々出てくるかわいい人外さんが、どんな風に登場したのか、二人の馴れ初めやこれまでのエピソードが気になって気になって、結局、今さっき1巻、2巻をAmazonで注文したところです。



別に、かわいいものを格別に好むわけではないのですが…時々抗えないものを感じます。
Ayaちゃんにメールで「『人外さんの嫁』1〜3巻まで買ったよ」と報告しようと思います。
2017年8月16日(水)

2017年8月15日火曜日

「金の国水の国」の昨日

ずっと続けばいいと思った『昨日』を
    少しでも守れるなら
    傷つくことなど おそれている 場合ではなかったのです
    たった それだけの ことなのです

    

「金の国 水の国」 168p
岩本ナオ:著/フラワーコミックス アルファ/小学館:発行

自分の人生の中で、ずっと、「今」が一番幸せで、過去に戻りたいと思ったことはありませんでしたが、今は自信がありません。
誰かが今の記憶を残して時間を戻してくれるなら、1年前に戻して欲しいと願います。
でも、今の記憶なしに、もう一度1年前からやり直せと言われたら躊躇するでしょう。

ずっと続けばいいと思った「昨日」を、守り抜く勇気も知恵もなくて、サーラのようにはなれませんでした。
ただ、年齢や立場のせいにはしたくなくて、考えると苦しいので、考えないためにこの半年をやるべき仕事に集中してきました。

今、ここにいられることは本当に幸運で感謝してもしきれませんが、置き去りにしてきた「昨日」を、守りたかった「昨日」を、ここに引き寄せることができたら本当に幸せだと思います。
2017年8月15日(火)

2017年8月13日日曜日

サバイバル小説?「都会のトム&ソーヤ」

高学年向き児童文学を気を良くして一日一冊読んでいる
なんとなくミーハーな私です。

それで、今回は「都会(まち)のトム&ソーヤ」第1巻を読みました。



カバーも中の挿絵も少女マンガ家の西炯子先生というのが私の心をくすぐります。

主人公が、平凡そうに描写されながら全く非凡な中学生の内藤内人くんで、その相棒が、天才少年として描写されているのになぜか内人くんに度々助けられてしまう竜王創也くん。裏表紙に記述されている帯風の解説では、知力とサバイバル力と書いてあります。内人くんは実戦向きで創也くんは頭脳派なんですね。ただし、内人くんの「実戦」は体力や戦闘のことではなく「サバイバル力」です。最初「サバイバル力?」と思ったのですが、読み始めるとすぐに疑問は氷解。タイトルに偽りなしといったところでしょうか(笑)

私は、文体から生真面目な感じを受けます。ギャグをとばしていても、なんとなく真面目さが漂っているような気がします。他の作家さんでいえば、北村薫先生の作品から私が受ける印象と似ています。北村薫先生とはやみかおる先生との文体の共通点を考察すれば私が感じる文体から漂う生真面目さの正体がわかるでしょうか。

続きものなので、何巻かまとめて借りてくればよかったと後悔。個人的には、小説もマンガもなるべくサクッと終わってほしいと思っています。私は、ラストがわからないと気になる質で、気に入ったマンガ連載でも「早く連載終わらないかなぁ」と思ってしまいます。14巻まで出ていて、以下続刊のようです。
2017年8月13日(土)

2017年8月10日木曜日

初恋の頃 「キミと、いつか。」





子どもからリクエストのあった
「キミと、いつか。  近すぎて言えない“好き”」
宮下恵茉(みやした えま):作・染川ゆかり(そめかわ ゆかり):絵
集英社みらい文庫  集英社:発行
を読みました。

物語は、展開の予測できるものですが
予測できるからこそ 楽しく読めました。
ハッピーエンドはわかっている、でもどんな風にハッピーエンドに持っていくか
そのエピソードのつなぎかたが、恋する乙女心、それとも恋に憧れる乙女心をキュンとさせるのかな?

170ページ4行目
「いつもとはちがう、つめたい口調」

好きな人の態度を思い出して、涙が出ました。
彼には、私に向いている感情があるから怒っているのですが、
冷たくされると、そこから彼の気持ちを確認する勇気をふりしぼることが、
とても難しいですね。

171ページ4・5行目
「これはきっと、神さまがくれたラストチャンスだ。
今 ここで、自分の気持ちをちゃんと伝えなきゃ、きっと一生後悔する。 」

私は、いつも、何度もチャンスがあって、でも、ちゃんと伝えることはできませんでした。
なんだか、隣を歩いているだけで胸がいっぱいになって、
次はないかもしれないのに、何だか永遠に続く気がしていました。
だから、きちんとチャンスをつかめる主人公は小説といえど「すごい」し「尊敬」します。

というわけで、すっかり乙女に戻って(もちろん気持ちだけですが)読んだのでした。
本当に少女マンガを文字化したような感じなんですね。
でも、きちんと書いてあります。
親としては、子どもに少女マンガを読まれるより、こういうYA小説を読んでもらうほうが
 文章に親しんで もらえていいかな。
もちろん、私は少女マンガ大好きな大人なのですが。
でも、もうほとんど読んでいないので、現役少女マンガファンとはいえませんね。

2017年8月9日水曜日

読書の夏 「1%」

1年3ヶ月ぶりの書き込みです。
夏休みなので、子どもたちが読んでいる本を読んでみようと思いたちました。
どの本もとても、面白い!
暑さも吹き飛ぶ面白さです。

今日は、昨日までのろのろと進んでいた台風が過ぎ
最高気温36度の予報。猛暑日です。

子どもからリクエストのあった
「キミと、いつか。  近すぎて言えない“好き”」
宮下恵茉(みやした えま):作・染川ゆかり(そめかわ ゆかり):絵
集英社みらい文庫  集英社:発行
を読んでみます。

子どもの恋愛モノには偏見もあったのですが
芥川賞をとった文学作品と同じ姿勢で読むのはよくないと
今更ながら反省し、小学生だった自分を思い返し
読んでみることにしました。

きっかけは、一昨日、書店で見つけた
「1%」このはな さくら:作・高上優里子:絵
角川つばさ文庫  KADOKAWA:発行
でしょうか。
これも、子どもに買ってほしいとせがまれたもの。



ヒロインとその片思いしている男の子の関係は展開として予測できる部分もありますが
成就する可能性1%の恋をしている4人の女の子がチーム1%を結成し、
各巻でヒロインとなって、自分の恋に悩み、他3人の恋を助け、頑張っていて
私もヒロインを応援しながら一気に読んでしまいました。

少女マンガを文章にしたようなイメージですが
これがYAなのでしょうね。
楽しく読めました。

2017年8月9日