江口寿史先生が連載していたマンガ「江口寿史のなんとかなるでショ!」に載っていたというところまでは思い出しましたが、肝心のキャラクターの名前が出て来ません。でも、パソコンで画像検索すると、ちゃ〜んと出てきました。それは「ジャミラおぢさんの悪夢」でした。確か、女の子の夢に夜な夜なジャミラおぢさんが出て来て、女の子がうなされるというギャグマンガだったと思います。
これが「江口寿史のなんとかなるでショ!」のジャミラおぢさん
江口寿史先生の「江口寿史のなんとかなるでショ!」は、なぜか少女マンガ雑誌ASUKA(現在の表記はAsuka)に掲載されていたのでした。世の中はバブル好景気の直前、ぐんぐんと景気の良くなっていっていた1985年、出版社の角川が少女マンガ月刊誌ASUKAを創刊したのでした。その初期の連載陣の中に江口寿史先生の「江口寿史のなんとかなるでショ!」がありました。ASUKAには他にも美内すずえ先生の「アマテラス」や高口里純先生の「花のあすか組!」が掲載されていました。検索すると「江口寿史のなんとかなるでショ!」のASUKA掲載年月日は1986年~1988年となっていたので創刊と少しズレがありますが、丁度高校2年生でマン研だった私は、ASUKAを定期購読していた同じマン研の友人から毎号借りて読んでいました。
私はどうしてか発売されたコミックス「江口寿史のなんとかなるでショ!」を買いました。いえ、どうしてか…と言えば面白かったからです。そう、面白かったのです。とても、とても。コミックスはASUKA掲載以外のものも収録されていたようなので、ASUKA掲載分はどうだったか記憶にないのですが、コミックスの「江口寿史のなんとかなるでショ!」は、ちょっとHなシーンがあったり、ちょっとじゃないHなシーンもあって女の子が読んでもいいのかなぁ〜?と思う描写も多々あったのですが、それとは全く関係ないところで、とにかく面白かったのです。満員電車を乗客と車両ごとゴジラが食べてしまったり、マッチョでオカマなトーマス兄弟がポーズをつけながら懺悔したり、根暗なうしみつくんが藁人形に釘を打ったりと、とにかく「江口寿史のなんとかなるでショ!」は面白い作品でした。
マン研のみんなでトーマス兄弟の真似をして「それだけならばまだいいが…」と言いながら大笑いしていました。江口寿史先生もASUKA連載時に原稿を落としたのは1回だけだったというので、楽しく描いてくださっていたのだと思います。
1990年には、実写とアニメを使い分けたオリジナルビデオも出したらしいです(Wikipedia参照)。とにかく面白い「江口寿史のなんとかなるでショ!」、子どもの前でDVDを観ることは出来ませんが、TSUTAYA ONLINEで検索したら在庫があるそうなので、こそっと観てみたいものですね(笑)