2015年7月18日土曜日

小沢真理先生の「銀のスプーン」

今日も今日とて、少女マンガの話題です。読んで頂ければ幸いです。
毎日午後1時25分から50分まで、フジテレビで「明日もきっとおいしいごはんー銀のスプーンー」放映していますね。小沢真理先生の「銀のスプーン」の実写版ドラマです。お昼の時間帯におや?と思いましたが、ちょうど子どもも幼稚園に行っている時間帯で、放送終了直後に家を出ればお迎えに間に合います。それで、ちょっと観てみると、何だか毎日きっちり観るようになってしまいました。

マンガの方の「銀のスプーン」は読んでいません。読んでいないのに文章書くのか?という感じですが、そこはご容赦ください。

ところで、小沢真理先生の作品といえば「世界で一番優しい音楽」です。1992年から1999年に雑誌連載され、講談社コミックスキスから全16巻出ています。しっかり揃えて読みました。登場人物がみんなやさしくて、特に主人公である母親のスウと娘ののんのんのほんわか優しいムードに、周りもやっぱり優しくなっていく様子が素敵です。読んでいるこちらも優しい気持ちになります。最後はスウも結婚してハッピーエンドの物語でした。

一方、「銀のスプーン」は2010年から現在も講談社の少女マンガ雑誌「Kiss」に連載中です。それで、どうしても気になって6月25日(木)発売の「Kiss」8月号をスーパーで(田舎なので近くに書店がありません…)ちらっと手に取って読んでみたのですが、ちょうど主人公律(りつ)の実母真也(まや)が、恋人に去られてしまう回で、その事情からも「世界で一番優しい音楽」に比べるとどろどろしているようなイメージでした。もともとは、主人公が母の病気をきっかけに料理に目覚めていくという内容で、料理について詳しく描かれている料理マンガです。主人公の恋愛や、家族との愛情も描かれてほんわか優しいムードなのかと思いきや、真也の今回の展開に「早く幸せになって欲しい」と願ってしまいました。小沢真理先生のマンガなのですから、きっと幸せになると思うのですが。

テレビのキャストは、主演の律は仮面ライダー鎧武やファブリーズのCMで人気の高杉真宙さん、養母役は富田靖子さんです。個人的には弟調(しらべ)役の前田旺志郎くんが好きです。
テレビでは色々な親子の形が描かれていて、その展開が気になって毎回欠かさず観ています。律と養母:恭子、律の弟・妹と恭子、律と実母:真也、恭子と恭子を捨てた母絹江、真也と真也の母、真也と6歳の息子ルカ、律の従姉妹:環とその母。なんて親子三昧なのでしょうか。今週はとうとう実のお父さんまで出て来てしまいました。この設定はマンガのほうにはない設定だそうですが。
小学3年生の娘と幼稚園年長の息子を持つ母としてははらはらしながら観ています。やっぱり、この時間にテレビを観ているであろう私のような育児中の主婦に共感してもらうのが狙いなのでしょうか。私は時々テレビを観ながら泣いてしまいます。子どもを産んで以来、子どもが出て来て泣かせる台詞を言われるとすぐ泣けはルカくんと同学年てしまうのです。それに、ドラマで流れる高橋優さんが歌う主題歌の「おかえり」が余計に心しみて涙を誘います。
そのうちにマンガの方もまとめて読んでみようかなと思っています。

2015年7月18日(土)