2017年8月20日日曜日

瀬尾まいこ先生の「図書館の神様」



瀬尾まいこ先生の「図書館の神様」、図書館で他の本を借りる時になんとなく「図書館」という言葉に引っかかりメインの借りたい本のついでに借りてきたもの。
実はまだ読み始めたばかりで、読了は明日になりそうです。

図書館が舞台というのが一番心惹かれたのですが、最初は図書館に全然興味がない主人公の、図書館にも本にも全く関係ない人生が語られていて、「おや?」と思っていました。そこに図書館がふいにあらわれて、垣内くんが登場して「おおっ」と気持ちが引っ張られ、続きがとても気になるところです。先の展開は予測がつきますが、とにかく垣内くんと主人公の会話がいいなと思います。展開が予測できても、そこに至るまでのエピソードや主人公の変化、登場人物の言葉に、心ひかれるのだと思います。

「図書館の神様」を検索してみたら、作者の瀬尾まいこ先生は、以前読んだ「僕らのごはんは明日で待ってる」を書いた方。こちらは、思ったより長い(文章量の長さでなく、主人公がヒロインと出会ってからハッピーエンドを迎えるまでの年数が長い)物語でした。


「僕らのごはんは明日で待ってる」はテレビで実写映画の宣伝をしていたので、とりあえず原作本を読もうと思って読んだもの。読みやすくて一気に読んでしまいました。
こういう、読むときの文章の軽さ(悪い意味ではなく)や会話の軽妙さが、映像化しやすく若者から注目されやすい要因なのかなと思いました。
「図書館の神様」は2003年出版なので、2012年出版の「僕らの…」より先に読む方がよかったかもしれませんが、それはそれで。
「図書館の神様」は昔、石原さとみさんで映画化する予定だったそうです。「校閲ガール」の石原さとみさんを見ましたが、「図書館の神様」のヒロイン清(きよ)も似合っていたのではないかと思います。スクリーンで観られず惜しかったですね。
2017年8月20日(日)