少しでも守れるなら
傷つくことなど おそれている 場合ではなかったのです
たった それだけの ことなのです」
「金の国 水の国」 168p
岩本ナオ:著/フラワーコミックス アルファ/小学館:発行
自分の人生の中で、ずっと、「今」が一番幸せで、過去に戻りたいと思ったことはありませんでしたが、今は自信がありません。
誰かが今の記憶を残して時間を戻してくれるなら、1年前に戻して欲しいと願います。
でも、今の記憶なしに、もう一度1年前からやり直せと言われたら躊躇するでしょう。
ずっと続けばいいと思った「昨日」を、守り抜く勇気も知恵もなくて、サーラのようにはなれませんでした。
ただ、年齢や立場のせいにはしたくなくて、考えると苦しいので、考えないためにこの半年をやるべき仕事に集中してきました。
今、ここにいられることは本当に幸運で感謝してもしきれませんが、置き去りにしてきた「昨日」を、守りたかった「昨日」を、ここに引き寄せることができたら本当に幸せだと思います。
2017年8月15日(火)