2015年6月5日金曜日

いがらし ゆみこ先生と「キャンディ・キャンディ」について


いがらし ゆみこ先生と「キャンディ・キャンディ」について

今日の少女マンガは、私が始めて手にしたコミックス
「キャンディ・キャンディ」の4巻についてです。

1976年当時、私は小学1年生でした。
一つ年上の姉が半年間入院していたため
親が買い与えたものの一つが「キャンディ・キャンディ」の4巻でした。
なぜ4巻なのでしょうね。随分適当な親です(笑)

ちょうど「キャンディ・キャンディ」のテレビアニメも放映が始まり
女の子はみんなキャンディに夢中になっていた頃です。

まだ、マンガを読んだことがなかった私は
姉が買ってもらった「キャンディ・キャンディ」の4巻を読んで以来
マンガの虜になりました。

キャンディ・キャンディには、
王子様、かわいいドレス、リボン、それから看護婦さんの制服。
女の子の憧れがぎゅっと詰まっていました。

キャンディ・キャンディ

下手なりにキャンディを真似て描いてみました。

「キャンディ・キャンディ」の4巻は
聖ポール学院に入学し寮生活を送るキャンディが
不良少年のテリィと恋をし、別れるドキドキの展開。
全9巻中もっともページ数が多い269ページで読み応えがありました。

続きを読むために、講談社の月刊少女マンガ雑誌
「なかよし」を定期購読するようになりました。

いがらし ゆみこ先生の描くカラーイラストが大好きで
親に「キャンディ・キャンディ イラスト集」を買ってもらいました。

「キャンディ・キャンディ」は孤児のキャンディが
その笑顔と明るさで、強く生きて行くお話です。
小さい頃、丘の上で泣いていたキャンディは
スコットランドの民族衣装をまとった少年になぐさめられます。
キャンディは彼を「丘の上の王子様」と名付け、再会を夢見ます。
孤児院を出て、同じ年頃の子どもの遊び相手として引き取られ、
王子様とそっくりのアンソニーに出会います。
その後にアードレー家の養女となりますが、アンソニーと死別し
聖ポール学院の寮に入り、不良少年テリィと恋をします。
後に看護婦となり、テリィとの恋も終わりを告げます。
そして「丘の上の王子様」と再会して物語は終わります。

要約し過ぎな気もしますが、大体そんなお話です(笑)

「キャンディ・キャンディ」の4巻以外に
私が昔持っていたいがらし ゆみこ先生のコミックスというと
「まみむめ・見太郎」「おませな人魚姫」の2冊でした。
「キャンディ・キャンディ」の原作は水木杏子先生ですが
「まみむめ・見太郎」「おませな人魚姫」はストーリーも
いがらしゆみこ先生自身のものなので、雰囲気がちょっと違います。

特に「まみむめ・見太郎」は、一目で女の子のスリーサイズを当てられる
下着会社の令息(だったと思います)見太郎と、そっくりな双子の女の子のお話。
見太郎は双子を胸の大きさで見分け、胸の小さい女の子と良い雰囲気になります。
楽しくまとまった可愛らしいお話でした。
「おませな人魚姫」は人魚が大好きな私が
タイトルに釣られて購入した1冊ですが
残念ながら本物の人魚は物語上には出て来ません。
海賊の話…だったかな?

いがらし ゆみこ先生のマンガは
小学生だった私にたくさんの夢を見せてくれた
そんな素敵なマンガでした。